ChatGPTでは、文章で作りたいものを説明するだけで、オリジナル画像を作成できます。生成した画像へ追加の指示を出したり、手元の画像をアップロードして一部を編集したりすることも可能です。
ただし、『おしゃれな画像を作って』だけでは、用途や構図が曖昧な結果になりがちです。この記事では、講師業・スクール事業者・個人事業主が、ブログやSNS、セミナー告知などに使う画像を安全に作る手順を解説します。
この記事の要点
- ChatGPT画像はすべてのプランで利用できるが、機能や利用上限はプランなどで異なる
- 用途、主題、構図、雰囲気、サイズ、入れたくない要素を具体的に伝える
- 最初から完成を狙わず、構図、色、細部を一つずつ修正する
- 文字、ロゴ、人物、商品は生成後に必ず目視で確認する
- 第三者の権利、個人情報、組織の利用ルールを確認してから公開する
01ChatGPTの画像生成でできること
OpenAIの案内では、ChatGPT画像で新しい画像の作成、既存画像の編集、背景の透明化、アスペクト比の変更、保存や共有などができます。ウェブ版とiOS・Androidで利用でき、作った画像は画像ライブラリへ自動保存されます。
画像生成は一度で完成させるより、会話しながら調整する使い方に向いています。たとえば『人物は変えずに背景だけ明るくする』『構図はそのままで横長にする』のように、変更点と維持する点を分けて伝えます。
| できること | 具体例 | 確認すること |
|---|---|---|
| 新しい画像の作成 | 記事のアイキャッチ、SNS素材、背景 | 用途、比率、余白 |
| 既存画像の編集 | 背景変更、不要物の削除、色の調整 | 変更範囲、元画像の利用権 |
| 文字入り画像 | 短い見出し、ラベル、ポスター | 誤字、フォント、可読性 |
| バリエーション | 色違い、構図違い、対象者別 | ブランドの一貫性 |
02ChatGPTで画像を生成する5ステップ
ChatGPTでは、会話で『画像を作って』と頼むか、画像機能を選んでプロンプトを入力します。生成には内容に応じて時間がかかる場合があります。途中で指示を増やしすぎず、まず大きな方向を決めてから細部を整えます。
| ステップ | 実施すること | 完成条件 |
|---|---|---|
| 1. 用途を決める | 掲載場所と画像の役割を一つに絞る | 誰に何を伝えるかが明確 |
| 2. 条件を書く | 主題、場面、構図、色、比率を指定する | 必要条件がそろっている |
| 3. 画像を作る | ChatGPTへプロンプトを送る | 方向性を比較できる |
| 4. 一点ずつ直す | 残す要素と変える要素を伝える | 用途に合う見た目になる |
| 5. 保存前に確認する | 文字、人物、権利、サイズを確認する | 公開できる状態になる |
03画像プロンプトに入れる7つの要素
OpenAIは、画像プロンプトは長い必要はなく、1〜3文でも目的、主題、場面、スタイル、重要な制約を明確にすればよいと案内しています。『きれいに』より『左の窓から柔らかな自然光』のような具体的な指示が役立ちます。
| 要素 | 伝える内容 | 例 |
|---|---|---|
| 用途 | どこで何のために使うか | 初心者向けブログのアイキャッチ |
| 主題 | 何を中心に見せるか | 机で企画書を作る講師 |
| 場面 | 場所や状況 | 明るい小さな仕事部屋 |
| 構図 | 位置、視点、余白 | 人物を右寄せ、左に余白 |
| 雰囲気 | 色、光、印象 | 自然光、落ち着いた青と白 |
| 形式 | 写真、イラスト、質感 | 自然な編集写真風 |
| 制約 | 入れないもの、比率 | 文字・ロゴなし、3:2 |
04基本の画像生成プロンプト
[掲載場所]で使う[用途]の画像を作成してください。 主題:[中心に見せたい人・物・場面] 対象者:[見る人] 場面:[場所・時間・状況] 構図:[主題の位置・視点・余白] 色と光:[配色・明るさ・光の方向] 表現:[自然な写真風/編集イラスト風など] 画像比率:[3:2/1:1/4:5など] 含めないもの:[文字、ロゴ、ロボット、過度なSF表現など] 条件: ・主題が一目で分かる ・背景を整理し、掲載場所に必要な余白を残す ・特定ブランドや既存作品の模倣は避ける
05仕事で使える用途別プロンプト例
| 用途 | 画像で伝えること | おすすめの指定 |
|---|---|---|
| ブログ | 記事テーマと読む場面 | 横長3:2、文字なし、左に余白 |
| SNS投稿 | 一つの気づきや行動 | 4:5、主題を大きく、背景は簡潔 |
| セミナー告知 | 学ぶ場の雰囲気 | 講師と少人数の参加者、誠実な印象 |
| 教材 | 手順や関係性 | 情報を詰めず、一図一テーマ |
| LP | サービス利用後の自然な場面 | CTAとコピー用の余白 |
初心者向けオンライン講座のブログ記事に使う、横長3:2のアイキャッチ画像を作成してください。 明るい仕事部屋で、講師がノートとパソコンを使って教材を準備している自然な場面。人物は右寄せ、左側には見出しを置ける十分な余白を残す。柔らかな自然光、白・淡い青・木の色を基調にした、落ち着きと信頼感のある編集写真風。文字、ロゴ、ロボット、発光するSF表現は入れない。
06生成した画像をうまく直す方法
修正では、気になる点をまとめて変えず、一回につき一つか二つへ絞ります。OpenAIも、小さく的を絞った修正と、残したい要素を繰り返し伝える方法を勧めています。
- 『構図と人物はそのままに、背景だけ明るくしてください』
- 『机の上の不要な小物だけを削除し、それ以外は変えないでください』
- 『左側の余白を広げ、主題を右へ移動してください』
- 『色数を抑え、白・淡い青・木の色を中心にしてください』
- 『画像内の文字をすべて削除してください』
07画像に文字を入れるときのコツ
画像内の文字は短くし、入れる文言を引用符で囲み、位置、色、太さ、サイズを指定します。ただし、日本語の細かな文字や情報量の多い図では誤字や崩れが残ることがあります。重要な告知は、背景画像だけをChatGPTで作り、CanvaやPowerPointなどで正確な文字を重ねる方法が安全です。
この画像の上部中央に、見出し「はじめてのAI活用」を追加してください。太めの読みやすいゴシック体、濃紺、1行で表示し、他の文字は追加しないでください。人物、背景、構図、色は変えないでください。
08うまくいかないときの確認表
| 困りごと | 主な原因 | 修正の頼み方 |
|---|---|---|
| イメージがぼんやりする | 用途や主題が曖昧 | 掲載場所と一番見せたいものを書く |
| 情報が多すぎる | 要素を詰め込みすぎた | 主題を一つにし、背景を簡潔にする |
| 文字が崩れる | 文字量や指定が多い | 短くするか、後から別ツールで入れる |
| 修正で別物になる | 残す条件がない | 変える点と変えない点を両方書く |
| 掲載時に切れる | 比率や余白が未指定 | 掲載面の比率と安全余白を指定する |
09公開前に確認する安全と権利
生成できることと、公開・販売に使ってよいことは同じではありません。画像に含まれる人物、ロゴ、商品、文章、元画像の権利と利用条件を人が確認してください。個人情報や機密情報を含む画像は、アップロード前に削除・匿名化します。
- 実在人物の参照写真は、本人の許可と利用範囲を確認する
- 顧客写真、氏名、住所、資料などの個人情報を必要なくアップロードしない
- 他社ロゴ、商品、キャラクター、作家の作品をそのまま模倣しない
- 生成物に不自然な手指、文字、商品形状、背景の矛盾がないか確認する
- 広告や販売物では、事実と異なる表現や誤認を招く見せ方を避ける
- 利用するサービスと所属組織の最新ルールを確認する
10画像生成の公開前チェックリスト
- 用途と対象者に合う画像になっている
- 掲載場所に合う比率と解像度である
- 主題が一目で分かり、必要な余白がある
- 文字、数字、手指、背景、ロゴを目視確認した
- 個人情報や機密情報が写っていない
- 第三者の権利やブランドを侵害するおそれがない
- スマートフォンとパソコンで見え方を確認した
- 元のプロンプトと最終ファイルを保存した
FAQ
よくある質問
ChatGPTでは無料で画像生成できますか?
OpenAIはChatGPT画像をすべてのプランで利用できると案内しています。ただし、利用回数、利用できる機能、混雑時の挙動などはプランや提供状況で異なる可能性があります。最新の料金ページと画面表示を確認してください。
ChatGPTで作った画像を編集できますか?
生成した画像またはアップロードした画像を選び、変更内容を文章で説明できます。選択ツールで範囲を指定する方法もありますが、選択範囲の外まで変わる場合があるため、保存前に画像全体を確認してください。
画像に日本語の文字を入れられますか?
短い見出しなら、文言、位置、フォントの印象、色、サイズを具体的に指定できます。ただし誤字や崩れが残ることがあるため、重要な文字はCanvaやPowerPointなどで仕上げる方法も検討してください。
ブログのアイキャッチはどの比率がよいですか?
このサイトでは1200×800pxの3:2を使っていますが、最適な比率は掲載先の仕様で決まります。作る前にテーマ、SNS、広告などの推奨サイズを確認し、文字を置く場合は端に十分な余白を残してください。
ChatGPTで作った画像は商用利用できますか?
利用規約だけでなく、元画像、人物、ロゴ、商品、第三者の著作物など個別の権利を確認する必要があります。案件や販売物で使う場合は、所属組織のルールと最新の公式規約を確認し、判断が難しい場合は専門家へ相談してください。
参考にした一次情報
仕様やガイドラインは更新されることがあります。実際に利用するときは、リンク先の最新版をご確認ください。
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記事で紹介した手順を参考に、繰り返している仕事を一つ選び、AIと人の担当範囲を書き出してみてください。
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